The Method of Urban Safety Analysis and Environmental Design

house-b.gif (14947 バイト)Introduction

これまでに行ってきた建物被害関数の構築,建物倒壊危険度評価などはGIS,GPSなど昨今のコンピュータ技術と組み合わせることにより,今後の実時間地震防災等に役立つと思われる.またこれらの成果を都市の解析や計画に適用し,都市相互のモデル分析による比較を行いマイクロゾーネーションの決定要因に使用したり,都市計画をする上で開発地域の優先順位を決定するための指標とすることも可能である.

「防災環境都市デザイン手法MUSE(The Method of Urban Safety Analysis and Environmental Design)」とは,これらの研究成果がGIS等の最新技術を用いることにより一層活用されるよう,Kevin Lynch(1968)の「都市のイメージ」を参考として村尾修により提案された,防災・環境的な観点からの都市解析およびデザイン手法である.

Lynchは著書「都市のイメージ」の中で,ボストン,ジャージーシティ,ロスアンジェルスの3都市を調査対象として取り上げ,具体的な物的な要素を取り上げて都市の違いを認識するためにイメージアビリティという新しい基準を提案した.この「都市のイメージ」という概念は,都市にある物的要素を5種に分類し,その配置によって都市の特性を記述することができるというものであり,それまで都市を解析する上で欠けていた視覚的認識についての客観的な指標・基準を設定した実験的な試みであった.それらの要素とは,「パス(path)」,「エッジ(edge)」,「ディストリクト(district)」,「ノード(node)」,「ランドマーク(landmark)」の5つの要素(下図)であり,形態を持つ独立した物的実体である.ここで提案しているMUSEは,目的は異なるものの,都市を物的環境に分類するというこの「都市のイメージ」の考え方を防災都市計画に取り入れたものである.

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横浜山下公園周辺の「都市のイメージ」

 

musebtn.gif (126 バイト) 00-Welcome to the MUSE System